住みたい街で見かけた空き家|持ち主を探して借りる方法は?

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若年世帯やリタイア世帯の新居として、空き家が人気を獲得しています。

空き家を実際に購入候補として探す場合、どのような点に注意し、どのような探し方を実践すべきなのでしょうか。

1.後悔しない空き家の探し方

新築の分譲マンションや戸建て住宅などが人気を維持する中、手軽な費用でワンランク上の住宅を購入できる方法として注目されているのが、空き家など中古住宅の購入方法です。ただ、忠告住宅を実際に購入する際には、新築物件とは違い様々な部分で見る目を発揮する必要がある他、中古ならではの問題点を確認した上で購入できるかどうかが大きなポイントになります。

後々後悔しない空き家の探し方と購入方法を実際に確認していきましょう。

1-1.生活基盤や環境を重視した探し方を

自由に土地や上物などの状態や特徴を選んで購入できる新築物件と違い、既に建築済みで販売されている空き家を購入する際には、こうした自由度が購入段階で制限されています。このため、購入後に失敗しないよう後悔しない空き家の探し方を実践するのが何よりも重要な要素に当たります。

まず、空き家を探す上で必ず抑えておきたいのが、生活環境や基盤が満足できる内容であるかどうか?という点です。

中古住宅ならではの安価な価格ばかりに目が行ってしまうと、身近な環境で通勤通学に必要な交通インフラが欠乏していたり、中には都市ガスなど安価な生活インフラが用いられずプロパンガスのような割高な設備を使用しなくてはいけない物件もあったりと、購入してから初めて気づくことで必ず後悔してしまうポイントも多々存在しています。

また、空き家を購入する際には、隣近所の環境や特徴なども事前にチェックしておく癖をつけておきましょう。

1-2.近隣環境のチェック

例えば、購入予定の空き家の隣が広い空き地であったりすると、夜間に騒音トラブルの原因となるような野良猫が住み着く環境となってしまう可能性があります。

またた、隣近所などにコンビニなどのお店があると、一見すると便利な環境のように思えますが、夜間になっても車の往来や騒音が激しくなってしまい、なかなか心安らぐ環境にできないといった要素を抱え込む危険性もあります。

このような事後トラブルを未然に防ぐためにも、空き家を探している段階で、住宅だけでなくその住宅の周辺環境にも最大限の注意を払うようにしましょう。

1-3.補修箇所の重点的な確認を

新築と違い、空き家物件を探して購入するのであれば、必ず、目当ての物件が決まった段階で、その物件全体で補修が必要な場所をつぶさにチェックする癖をつけておきましょう。中でも、お風呂場やトイレ、台所などいわゆる水回り周辺は特に劣化の激しい部分で、水道管や下水道管と接合部を繋ぐパッキンなどゴム製品は特に劣化しやすいパーツにあたります。こうした要素が増えると、住宅の購入費用が安く済んだにもかかわらず、その後の修繕費用で大きく上回ってしまう可能性も十分に考えられます。

住宅の間取りなどをチェックすると同時に、実際に内覧した際にはこうした点にも重点的なチェックを行っておくことで、後悔しない買い物ができるでしょう。

 

2.間違った空き家の探し方と選び方のポイント

手軽に安価な価格で購入でき、入居までの期間も新築と比べて短い空き家物件は、根強い人気を誇る商品といえるでしょう。

ただし、間違った空き家物件の探し方を知らず知らずのうちに行ってしまうことで、取り返しの付かない失敗を犯してしまうリスクもあります。

どのような探し方が間違った方法といえるのでしょうか?

2-1.内覧せずに物件情報だけで選んでしまう

住宅の探し方や購入方法としてより身近なスタイルの1つになっているのが、インターネットを活用した方法です。

不動産会社や仲介会社が独自にサイトを保有し、様々な物件情報を写真と共に詳細な形で掲載することで、遠方で有りながらも住宅の情報をつぶさに確認できる方法として人気を獲得しています。また、更に便利な方法として、実際に物件のある場所まで足を運ばなくても、オンラインで全て購入手続きができるサービスも登場しており、益々利便性の高さが評価されています。

ただし、この方法は、空き家という特殊性の強い物件を探し購入する方法としては、あまり適切では無いのが実状です。

空き家は中古自動車等と同様、物件情報だけでは見えない部分で様々な特徴やトラブルの種を抱えていることが有り、それらは実際に足を運んで内覧することによって初めて確認することができます。

「面倒だから」といって内覧せずに物件購入をしてしまう方法は、空き家に限ってみれば間違った探し方と言わざるを得ません。

2-2.仲介会社により詳細な情報を要請できる

空き家物件の販売は、家主が直接反場比している物件以上に、不動産会社が仲介者となって仲介販売しているタイプが大半を占めています。

ですから、購入する側は、家主と直接交渉するのではなく、仲介会社を通して交渉し購入するのが基本的なスタイルになります。

このため、購入手続きだけでなく、購入前の物件の確認方法として、仲介会社に対して物件のより詳細な情報を要請することができます。

たとえば、物件情報だけでは分からないような水回りの詳細な情報や現在の状態を確認するための写真を撮って送って貰うことも可能なので、どうしても現地に赴いて物件を内覧できないのであれば、こうした方法を活用することで、購入後に被りうるリスクを未然に防ぐことができるでしょう。

2-3.物件の築年数と間取りだけで決めてしまう

空き家物件は、新築で建築されたばかりの物件と比べ、様々な部分で注意すべきポイントが存在するため、新築物件を購入する際の選び方や探し方と違い、空き家物件ならではの探し方を実践しなくてはいけません。

中でも、特に間違った探し方に該当しやすく多くの方が犯しがちなのが、物件の築年数と間取りだけで決めてしまうという点です。

中古物件を決める要素として、築何年経過しているのかを表す築年数と、実際に住む上で重要となる間取りの数や日当たりの向きなどは、当然ながら重要な情報の1つです。

ただし、これらの情報だけで空き家を購入するかどうか決めてしまうと、後々後悔してしまう結果を招く恐れもあります。

2-4.空き家になって何年経過しているかの確認を

空き家を探す上で必ず確認しておきたいのが、その空き家物件が空き家の状態になってからどの程度の期間経過しているのかどうか?という点です。

家という存在は、人が住むことで発生する劣化以上に、人が住まない事で発生する劣化の方が遙かに大きいと言われています。

このため、空き家となってから数ヶ月程度ならまだしも、数年以上誰も住んでいない状態のままの物件だと、目に見えない部分を中心に劣化している危険性が考えられます。

特に、害虫や害獣は人が住まない住宅ほど好んで集まるので、こうした点に注意する上でも、どの程度の期間にわたって空き家状態なのか?必ず確認するようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。空き家の探し方は人によって違いますが、間取りや築年数といった表面上のことだけで判断するのではなく、自分の生活習慣はもちろん地域の情報などもきちんと調べてみることが大切です。

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