移住体験で街・人・暮しを肌で感じる

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移住のサポートが充実している自治体では、短期滞在用の「移住体験住宅」を用意しているところもあります。それぞれの利用要件はありますが、街の景色、人の雰囲気、季節のイベントなどを肌で感じる事が出来ます。真剣に移住生活を考えているなら、まずは体験からはじめてみましょう。

1.ギャップに悩まされることが多い移住生活

「住めば都」とはいますが、張り切って始めた移住生活も、理想とは違うギャップに悩まされることが多いです。例えば

「思った以上に交通機関が充実していない」
「子育てのために田舎に移住しようと思ったが、子供と同年代が少ない」
「買い物できる施設が少なくて、ほとんど自給自足を強いられる」

などなど。

このようなトラブルは、移住先の事前リサーチをおろそかにしているから起こることです。そこで、将来、移住計画をしている人たちにお勧めしたいのが「移住体験ツアー」の利用です。

2.自治体が主催している移住体験ツアーを利用してみよう

移住のイメージを明確に膨らませるために、各地域の自治体が「移住体験ツアー」を積極的に開催しています。このような移住体験ツアーは、週末を中心に開催されていることが多いため、首都圏で平日働いている人達でも積極的に利用することができるのです。個人での参加はもちろんのこと、友達や家族とも参加可能となっています。移住先として考えている地域が複数ある場合には、興味がある地域を順番に回ってみると良いでしょう。過去にどのような移住体験ツアーが開催されていたのか?いくつか紹介してみたいと思います。

2-1.高知県高松市

香川県の県庁所在地となっている高松市で開催されている移住体験ツアーです。女性限定のイベントとなっており、10名限定。友達との参加もokです。オリーブ摘み体験や高松市の観光案内、自然文化体験などを週末限定で提供しています。

2-2.神奈川県秦野市

神奈川県秦野市は、国が認めるほど湧き水が綺麗な地域です。そんな美しい自然環境の中で、大人から子供まで楽しめる週末の移住体験ツアーを提供してくれます。じゃがいも掘り、たけのこ掘り、それらの材料をつかった料理体験、ドラム缶風呂体験などもできる移住体験ツアーで、子供の参加者も多く見られました。

2-3.岡山県津山市

本格的な農業体験を中心とした、10日間の移住体験ツアーです。農業の体験だけではなくて、地域住民との交流会、地元の食材を使った料理研究会、地元観光などを体験することができます。ひとつの施設に参加者が全員宿泊するスタイルではなく、各参加者に小さな小屋が用意されているスタイルです。そこには、水道、ガス、電気が通っており、お風呂とトイレ、寝具もついているため、農業体験以外の生活は個人のリズムで過ごすことができます。ペット同伴での参加もokなので、将来ペットを連れて移住したいと思っている人達にもおススメな移住体験ツアーです。

2-4.秋田県八峰町

すでに秋田県八峰町に移住してきた人たちがアドバイスしてくれる移住体験ツアーです。そのため、実体験による情報を得ることができます。秋田の郷土料理としておなじみのきりたんぽ作りや、地元の食材をふんだんに利用したバーベキュー、古民家の建設体験、椅子やベンチの手作り体験などをおこなっていきます。全室オーシャンビューとなっている宿での生活や、絶景が素晴らしい露天風呂も見逃せません。

2-5.奈良県木曽路

江戸時代からほとんど変わっていない町並みが魅力的で、古民家に興味がある人達に好評を博しているツアーです。お試し住宅として提供されている古民家に宿泊しながら、周辺観光できる移住体験ツアーになっています。ものづくり体験、そば打ち体験、地元住民との交流会を通すことで、より明確な移住イメージを持たせてくれます。

いかがでしょうか?ざっと見ただけでも、結構充実した移住体験ツアーが存在していことがわかりますよね。これなら、小旅行する感覚で移住先のリサーチができますから気負う必要はありません。全国各地の移住体験ツアーをまとめているホームページもあるので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

3.気に入った地域が見つかったら、空き家バンクを利用して空き家情報を入手しよう

「ここに移住したい!」という地域が見つかったら、住む場所を確保する必要がありますよね。そんな時に、是非利用してもらいたいのが「空き家バンク」というサービスです。空き家バンクは、地方の公共団体が空き家情報を提供しているサービスで、全国の空き家情報をリサーチすることができます。空き家と言うと、オンボロなイメージを持ちがちですが、綺麗に管理されている空き家もたくさんあるんですよ。このような空き家は、改装してリフォームすることも可能なので、多少古い空き家でも検討する価値は十分にあります。古民家カフェに改装して、移住と同時に商売をスタートさせる人もいるので、開業したい人にもおすすめなのです。

空き家バンクは、次のようなステップを踏んで利用することになります

3-1.ステップ1、検索する

空き家バンクは全国各地の空き家情報をチェックすることができますから、できるだけ多くの情報を集めるようにしましょう。写真が載っている空き家をチェックして、間取りなどをよく確認します。

3-2.ステップ2、空き家を見学する

めぼしい空き家が見つかったら、問い合わせして空き家を見学させてもらいましょう。古い空き家だった場合の修復費用は、移住者が負担しなければならない場合があるので、事前確認をお忘れなく。自治体の職員が案内してくれることがあるので、気になったことは何でも質問しておきましょう。この時に、空き家の状態だけではなく、周辺環境もチェックしておくとよいですね。病院やスーパー、駅、小さな子供がいるのなら教育施設の確認も重要です。災害時の避難場所や四季折々の様子もチェックできら、なおよしです。

3-3.ステップ3、契約をする

お気に入りの物件が見つかったら、本格的に物件契約をします。契約内容をしっかり確認してから契約するようにしてください。無事に契約が済んだら、仕事や子供の学校の区切りが良いところで移住するようにしましょう。

まとめ

なんとなく「住みやすそう」というイメージだけで移住してしまうのは危険です。このような有効な移住ツアーがあるわけですから、利用しないと損ですよね。できれば家族も一緒に参加して、失敗の少ない移住を実現させましょう!

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