セカンドハウスを求める人が増えている!相続した空き家を賃貸にする方法とは

Pocket
LINEで送る

空き家を相続したけれどどのように活用すればよいかわからない。

そんな人に知ってもらいたいのが「セカンドハウスとしての利用法」です。特に地方の物件であれば、セカンドハウスとして貸し出すことのメリットは大きくなります。また、セカンドハウスとして貸し出せば借り手も見つけやすくなります。加えて、セカンドハウスは家賃設定を高くできることも魅力でしょう。このように使用する予定のない空き家をセカンドハウスにすることはおすすめです。

今回はそもそもカンドハウスはどのような人が求めているのか、実際に賃貸するにはどうすればよいかについて解説していきましょう

1.セカンドハウスのニーズが高まっている

セカンドハウスを求める人は年々増えています。こうしたことも空き家をセカンドハウス用に貸し出す事をお勧めする理由です。
では、一体どのような人がセカンドハウスを求めているのか分析してみましょう。

1-1.田舎暮らしをしたい人

セカンドハウスは田舎暮らしをしたい人に需要が高くなっています。仕事で都市に住んでおり、簡単に引っ越しはできないけれども田舎暮らしを楽しみたい、といった人にセカンドハウスは打って付けなのです。地方の空き家だからといって「賃貸してくれる人がいないのでは」と不安がる必要性はありません。また、仕事探しの拠点として、UターンやIターンなどを考えている人にもセカンドハウスは人気です。

1-2.週末にセカンドハウスを利用する

セカンドハウスを週末にだけ利用する人も少なくありません。その目的は色々ありますが、「週末に農業をしたい」というのも理由の一つです。セカンドハウスは週末農業には最適の物件といっても良いのです。畑は別に借りるという人も多く、物件に畑が併設している必要性はありません。

1-3.別荘としてセカンドハウスを借りる人も

セカンドハウスを長期的に利用できる別荘として利用する人もいます。別荘は数ヶ月単位で借りるとかなりの高額になりますが、セカンドハウスであれば借りやすくなります。おまけにセカンドハウスであれば自分で家具を置いたり、家庭菜園を作る楽しみもあります。
こうしたことも別荘としてのセカンドハウス需要が高まっている理由のひとつです。

1-4.趣味を楽しみたい人

セカンドハウスは趣味を思う存分楽しみたい人にも求められています。都市の住宅は敷地も小さく、できることも限られてきますが、セカンドハウスであれば話は別です。セカンドハウスで楽しむ事の出来る趣味は実に様々で、庭いじりや工作、アートなど、セカンドハウスに住む人の数だけ楽しみ方があると言っても過言ではありません。

2.セカンドハウスとして貸し出すには

物件をセカンドハウスとして貸し出す際には知っておくべきことが幾つかあります。では、具体的にどのようなことを知っておけばよいのでしょうか。

2-1.セカンドハウスの家賃

まず、把握しておきたいのが家賃についてです。
セカンドハウスの家賃設定は通常の賃貸の家賃より高めでも借り手は見つかりやすくなっています。特に古民家であったり、リフォームがしっかりされているなどの特徴がある物件は、家賃を高めに設定しても借り手が見つからないということはないでしょう。

2-2.セカンドハウスとリフォーム

貸し出す前にリフォームをする際には「借り手を想定する」ことが大事です。
例えば、週末に農業を楽しみたい人に貸し出すのであれば、庭に畑を設けたり、農具を収納するスペースを作ったりすると良いでしょう。また、別荘目的でセカンドハウスを利用する人に貸し出すならば、内装にこだわりをもってリフォームしてみても良いかもしれません。中には長期的に暮らす人もいるので、太陽光発電パネルを取り付けてみるのも良いでしょう。

このようにリフォームは借り手を想定して行うことが大切です。借り手を意識しないままにリフォームを行うと、貸し出すチャンスを逃すことになりかねません。

2-2-1.リフォームは借り手に任せる

リフォーム費用が貸し手にとって負担になる場合、借り手に任せてしまうのも良いでしょう。セカンドハウスを借りたい人の中には、リフォームを楽しみたい人もいるからです。こうした人に貸し出せばリフォーム代がかからないだけでなく、退居後に物件の価値が上がります。
とはいえ、貸し手の意思とは違ったリフォームをされてしまうこともありますから、リフォームについては良く話し合っておく事が大切です。

2-2-2.セカンドハウスであれば古いまま貸し出せることも

セカンドハウスとして貸し出す際に、リフォームは必ずしも必要ではありません。むしろ現状のままの方が借り手がつくこともあります。例えば、古民家などであれば、昔の姿のまま貸し出したほうがセカンドハウスとしても需要が出ます。コストがかからないこともあり、おすすめです。

2-3.セカンドハウスの賃貸方法を設定する

セカンドハウスを借りたいと思っている人の利用目的は多種多様です。賃貸というと長期契約を考えがちですが、前項でも説明したようにセカンドハウスを利用する人によっては「週末だけ利用する」「夏場だけ利用する」という人も多くいます。そのため、ペンションのように期間限定でセカンドハウスを貸し出すこともおすすめです。実際、期間限定でセカンドハウスを貸し出して成功した事例は少なくありません。
とはいえ、それだけ管理の手間も必要になってきますから、不動産屋としっかり相談しておきたいものです。

2-4.不動産屋と空き家バンク

セカンドハウスとして貸し出す場合に「不動産屋を利用すべきか、それとも空き家バンクを利用すべきか」で悩む人もいるかもしれません。
不動産屋であればリフォームなど含めて色々なことで頼りになるのが利点です。そのため、「不動産に関する知識がない」といった人は不動産屋を利用した方が良いでしょう。

一方で、空き家バンクは不動産屋で必要になってくる仲介手数料などがかかりません。加えて、空き家バンクのサイトは「田舎暮らしをしたい」といった人がピンポイントで見てくれるので、空き家を探している人が選びやすい仕組みになっています。しかし、空き家バンクではリフォームなどの相談はできないことがほとんどで、賃貸契約後の管理は自分でしなければいけません。
このように、どちらも一長一短ありますが、両者の併用はできないこともしばしば。というのも、空き家バンクに登録すると不動産屋などに物件の情報を出してもらうといったことができなくなることがあるのです。そのため、どちらにするか選ぶ際にはじっくり検討してからにしましょう。

セカンドハウスとしてどのような物件が求められているのかを知り、借り手のことを意識してセカンドハウスへの賃貸運用をしていきましょう。
また、空き家を放置しておくと放火や、様々なコストがかかるといったリスクも多いです。なるべく早めに行動を起こしておきましょう。何事も思い立ったが吉日です。

Pocket
LINEで送る

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL