安心できる人に利用して欲しい|空き家をオフィス用賃貸物件にする時の注意点

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空き家は放置しておくと「税金がかかる」「防犯の上でも危険」といったようにデメリットばかりです。そのため、検討しておきたいのがオフィス向け賃貸物件としての貸し出しです。それまで居住用物件として募集をかけたけれども居住者が見つからなかったといった場合にも、オフィス向けとして貸し出すことで借り手が見つかることもあります。そんなオフィス向け賃貸物件として貸し出す際の注意点などを解説していきましょう。


1.空き家をオフィス向け賃貸物件にするときのメリットとデメリット

空き家をオフィス向けの賃貸物件にすることが増えています。それだけオフィス向けの賃貸物件として貸し出すことはメリットも多いのですが、デメリットも有ることはしっておきましょう。そんなメリット・デメリットについて解説します。

1-1.設備をアップデートしてもらえる

空き家をオフィス向け賃貸物件にすることで設備を新しくしてもらえることがあります。例えば、空調などの設備が古く借り主の要求を十分に満たさない場合、費用を折半して新しくするということもできるのです。

おまけに、空き家の維持管理の手間も少なくなってきます。空き家として放置しておくと掃除の手間や巡回管理の手間も出てきますが、オフィス向け賃貸物件として使ってもらえれば借り主にやってもらえます。

1-2.長期的に借りてくれることも

オフィス向け賃貸物件として借りる人は長期的に借りる傾向があります。そのため新しく入居者を探す手間などが下がってきます。また、継続的に賃貸しているため安定した家賃収入が得られます。

1-3.防犯上もメリットが大きい

空き家として物件を放置しておくと放火や盗難の被害が起こりかねません。だからこそ、空き家をオフィス向け賃貸物件として貸し出すことがおすすめです。人の出入りが増えれば空き家をターゲットにした犯罪を防いでいくことができるのです。また、防犯用とのために、空き家の一室だけ貸し出すというのも良いでしょう。

1-4.物件にハクがつく

空き家をビジネス用途として貸し出して事業に成功してもらえれば、物件にもハクがつきます。借り主が退去した後も、より簡単に新しい借り手を見つけていけるでしょう。

2.好まれるオフィス向け空き家物件とは?

オフィス向け賃貸物件として好まれる空き家には特徴があります。一体どのような物件が好まれるのでしょうか。

2-1.周辺に手頃な空きオフィスがない

通常、ビジネス関係でオフィス向け物件を探す際には空きオフィスが最初に探されます。空きオフィスはビジネス用途に特化しており、便利なものですが、地域によってはほとんど利用できないこともしばしば。そんな地域で空き家を持っているのであればチャンスと考えましょう。このように周辺に空きオフィスがないといった場合には比較的簡単に借り手を見つけていくことができます。

また、ビジネス街に近い物件の空き家の方が借り手が見つけやすいと思われがちですが、こういった地域には既に空きオフィスが豊富にあることがしばしば。そのため、既に空きオフィスが埋まっているといった場合を除いて、借り主を見つけるのは難しくなっています。

2-2.周辺が住宅地

周辺が住宅地である空き家もオフィス用途として好まれます。こういった物件は塾などとして利用される他、クリーニング店などの需要もあります。

2-3.改装が容易

オフィス向け物件として貸し出す物件はなるべく改装などに制限を設けるべきではありません。なるべく改装や改築などを借り主に許すことで借り主もより探しやすくなります。

2-4.物件が主要道路などに接している

物件が主要道などに接しており、交通量が多い物件ほど人気が出ます。こういった物件であれば宣伝をしなくても人に来てもらえるといったメリットも借り手にはあります。一方、幾ら設備が良い物件であっても、主要道から外れていたり、周辺に住宅地などもない空き家は使いみちが難しいもの。

3.借り主選びは大事

ビジネス用途として空き家を貸し出す相手も慎重に選びたいもの。例えば、塾として使う貸主にビジネス用途として貸し出した際のことを考えてみましょう。もしも塾経営が失敗した場合、その物件自体に悪い印象が生じかねません。引いては次の借り主を見つけにくくもなってきます。そんな利用の借り主について見ていきましょう。

3-1.ビジネスプランがある

空き家物件をビジネス用途として活用するのは借り主にとってはハードルが高いもの。だからこそ、「このように空き家を活かす」といったビジネスプランがある人に貸し出すようにしましょう。こういったビジョンがある人であれば、事業にも成功しやすく、長期的に借りてもらえます。色々と借り主に話を聞いて「どのような事業計画なのか」探りを入れてみるのも良いでしょう。

3-2.経験がある人に貸し出そう

会社に貸し出すのであれば、個人相手に貸し出すのであれ、「以前に空き家をビジネス用途として利用した経験がある」といった人に貸し出すようにすることはおすすめ。空き家利用の経験がそれだけ空き家ならではの制約なども理解してもらえるでしょう。

4.不動産仲介業者を介した方が安全

空き家の賃貸契約は仲介業者を介さないでもすることができます。しかし、不動産仲介業者を介した方が遥かに安全かつメリットが多いのです。

4-1.不動産仲介業者を介するメリットとは?

不動産仲介業者に仲介してもらえれば手続きや重要事項の説明などの面倒な手間を代行してもらえます。そのため、仕事をしているといった人は積極的に不動産仲介業者を利用していくと良いでしょう。

また、不動産仲介業者を利用しておけば、後々トラブルになった際にも、不動産仲介業者に対応してもらえます。特に居住用として貸し出すよりも、ビジネス用途として貸し出す方がトラブルが置きやすい事も知っておきましょう。だからこそ、不動産仲介業者を介して取引するのがおすすめです。

他にも、物件に合った借り手を見つけてもらえる点も見逃せません。空き家によっては「商業関係に適している」「事務所として適している」といったように違いがありますが、こうした空き家の特性に応じた借り手を探してもらえるのです。

4-2. 不動産仲介業者を利用するデメリットとは

不動産仲介業者を利用するデメリットも有ります。まず、仲介手数料がかかるのがその一つです。特に地方の空き家の場合、利用できる不動産仲介業者も限られており、言い値の仲介手数料でガマンしないといけないこともあります。

また、自由に賃貸契約ができなくなるのも難点です。不動産仲介業者に登録すると自分で自由に居住者を探すということができなくなったり、ビジネス用物件から居住用物件に変えたい場合に制限がかかることもあります。このようにデメリットは幾つかありますが、それでも仲介業者を利用する安全性と比べて見たら許容できるデメリットばかりです。

4-3. 不動産仲介業者選びのコツ

オフィス向け賃貸物件として貸し出すならば、なるべくオフィス向け賃貸物件に慣れている不動産仲介業者を選びたいもの。不動産仲介業者によってはそれまでに居住用物件しか対応したことがない、といったところもありますから気をつけましょう。オフィス向け賃貸物件に慣れている不動産仲介業者であれば、ビジネス関係の顧客を豊富に抱えていることもあります。何より適正な賃貸価格や貸し出す際の戦略にも長けていることもポイント。

 
 

空き家をオフィス向け賃貸物件として貸し出す際には気をつけておきたいことも少なくありません。しかし、長期的に借りてもらえることもありますから、是非とも狙って行きたいものでしょう。

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